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「奉公覚悟」

「小夜、そなたに切腹を命じます。この場にて潔く果てますように。」
「承知仕りました。」
女は平然とした足取りで庭に下りた。

「見苦しくは御座いますが、御免くださいませ。」
女ばかりが見守る城の奥庭、腰元衣装の帯紐解き緩めて肌着姿になった。
「桔梗、介錯を。存分に致させよ。」
桔梗と呼ばれたのは女ながらも太刀打ちの上手(じょうず)、たすきを架けて小夜の後ろに立つと、側から太刀が差し出される。
「姫さまお声にて介錯仕ります。存分に致させよとのお言葉、よろしければお声をおかけなさいませ。」
「承知いたしました。お手を煩わせ申し訳御座いませぬ。」

身体を捻じって会釈をすると、前肌開いて膝を割る。形よく整うた乳房がこぼれ、白くも引き締まった下腹まで充分に押し開いて懐剣の鞘を払う。
「姫さま御意により、切腹仕ります。」
凛とした声音涼しく、整った顔立ち瞑目して胸元から下腹際までも撫で下ろした。頂に桃色の果実固く清らかに乳房微かに震えて、息づく窪み愛らしくも乙女の肌がおののきを感じさせた。刃の先一寸を残して、懐紙に巻き込まれた刃を握り締めて腰を浮かす。

「いざ!」
見詰める姫に会釈の後、勢い付けて突き立てる脇の壷。
「うむ、うむうううう。」
気合いとも呻きとも聞こえて、美しい顔が歪み、腰尻揺らせて引き回す臍の下辺り、切り後から白い肌を伝うすだれの血。桔梗は手馴れた様子で、介錯の太刀緩やかに垂らせてその機を覗う・・・

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